桂花の香りが強くなり、やっと涼しくなりました。何をするにも気持ちのいい貴重な季節、生徒たちは運動会体育祭などもあったようですが、私自身は運動不足にもほどがあるのではと思うほどです。ユークンでの授業はさすがに体を動かしてとはいきませんが今月も「楽しく!」をキーワードにしていきたいと思います。
新学年にも慣れ、自習室も利用してもらい、またテスト前特訓では週一回の個別授業では扱えない教科をバッチリにして、と、ユークンを利用して学習の習慣とリズムを作れて来ている生徒が多いように感じます。実績も出ているので、この調子で、一つ役に立てたかな、と思いつつ、伝えたい次のテーマは、「集中力」をつける、という事です。
「これ、解いてみな」「これをうつしておいて」個別や集団でこういう指示を出した時、過去、実績を出した生徒たちには、共通する特徴がありました。猛烈な勢いでその作業をするのです。
別に『できるだけ速く』という指示など出していないのですが 常に一つ一つの指示に、自分で 彼らの言う「マックスの速さで」というのが暗黙に付け加わるのです。たとえ、腰を落ち着けて考えぬく、丁寧に書くタスクだとしても そのクォリティを保つ限りで最短の時間に挑む。早熟な中学受験生から既に、そんな特徴がありました。
思えば習熟度下位クラスは90分授業してもつかれた、とは言わないのに何故かその上のクラスほど20,30分で「ふーーっ、疲れた~」という声で 雑談なり ブレイクを入れていたものでした。そうすることによりメリハリがつき、より鮮烈に授業の記憶が残る。自分の好きな事をする時間も作れる。
これからも多分将来に向かって「時間が有り余る」という事はないのでしょう。それでもいつもすべき何かに追い立てられノルマをこなす、時間が敵というようになってしまうのでは勿体ないことです。成績もよいな、上手くいっているな、という人たちの共通する事は、この時間というものをてなずけている事だと思います。そのためのツールとして小学生でも腕時計とカレンダーつきの手帳を日頃お勧めしていますが100円ショップなどでも10月スタートの綺麗な色々な手帳が出てきました。それらを少しでも使いながら
学習する心意気をほめつつ、考えうる限り短い時間で終わらせよう、とする工夫を促しアドバイスをしていきます。それがメリハリをもち キーワードの「楽しくなる」ための次の段階のテーマとなります。 学習以外でも楽しい充実した時間を過ごしてほしいと思います。
ユークンスクール代表 宇佐美