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受験生は今が一番つらい時期かも知れません。ドラゴン桜というドラマにもなった漫画の中で紹介されていた「成績の上昇グラフ」は直前2ヶ月でグンと伸びる曲線を示しています。逆に言うとそれまでは貯めてインプットされていたものが頭の中で整理再構築され出し方が身につき終わるまでの期間は目に見える結果が出にくいという有名なグラフです。勿論 時間軸を前にずらせて夏期中にそれが終わっていれば9月以降の模試で上昇が確認されとても安心な受験となるのですが、受験生の常として各自夏の段階の実力での安全校を目指すわけでなく、昔から追い上げるパターンの生徒を受け持つ事が多い私にとっても 信じてぶれずに指導していく大切な時期です。

スタートが遅かった、今までに抜けがある、今の実力からみて挑戦校を受ける生徒は、パニックにならずに やるべきことをやる。やり方、ポイント、ルールをインプットしそれを意識して問題を解き、また解いたことによりルールにフィードバックする、その繰り返しです。

とにかく自滅しないこと。パニックになり手がつかないというのは本末転倒です。また過去問に入る時期ですが闇雲に立ち向かうのではなく どう利用していくかしっかり意識する必要があります。

過去問や模擬テストには3つの意義があります。

シュミレーション=解く、測定=丸付け、フォロー=青コメです。

1つ目のシュミレーションはアウトプット、テスト慣れ、を図るものとして捉え いかに本番テストと同じ状態、(テスト用紙の余白、時間の使い方 緊張感) 等を味わうためのものです。という事は時間も測らずだらだらノートにやっているようでは意味が全くありません。きちんと用紙も拡大コピーし保護者の前で時間を計ってテストと同じ状況を出来るだけ再現して受けて下さい。できるものならそのまま更に時間延長ギブアップ版の答案を正答を知らせない状態で作ってみておいてください。

「敵を知り」の部分なので 丸付けさえしなくても意味はあります。問題形式や時間配分を知るという意義に留めれば9,10月に行ってもよいと思います。(当然その時期は全範囲終わっていないので測定にはなりません)

2つ目の測定は自分がどれだけの力がついているか、というものです。そのためには点数そのものよりは 合格最低点や平均点 偏差値を意識していってください。これから模試も少なくなります。過去問を 模試がわりに実力がついているか と役立てるのです。模試の今までの偏差値を見ても分かる通り1ヶ月で20違うことはざらです。一ヶ月で実力がそんなにつくこともないのであくまで良い時は「調子の良い時はこれくらいとりうる」悪い時は「最悪だとこれくらいとりうる」と「実力の幅」が出ていたと考えて下さい。上値下値のボックス幅が 上に推移していたのであれば概ね安心です。志望校によっては模擬テストとの相性で合格判定が参考にならないものが多くあります。その場合は志望校そのものの過去問で合格最低点がとれているかの方が確実な測定となります。

「己を知り」の部分なので 県立高校第一志望であった場合は2学期末テストが終わって大急ぎで受験に出る全範囲を終えたとしても冬期空けくらいでないと この2番目の意義は少ないと思います。この時期にギブアップ答案が 合格最低点の8割に届かない場合はそこを志望校とするのはすすめていません。

3つ目のフォローは間違えた問題を題材にきちんと原因を判明し得るべきものを得て実力を増進させることです。ただここで重大な落とし穴はいわゆる「捨て問」にはまらないことです。

時間くい虫ともいわれる捨て問もある一方、問題によってこれは落としてはいけない、正答率が高い、または配点が高い、出題頻度がたかい、または習得までのコストパフォーマンスが良いなどの判断が必要でフォロー作業は必ず個別指導のもと行うことをおすすめします。

冬期の1月2月がこのすべてになります。

今回はテスト前の生徒の緊張した時期ゆえ つい対象が絞られた記述が多くなりましたが 一方で非受験の小学生も楽しく学習しています。数検英検というテストも意識しつつ、余裕ある時期ならではの丁寧な本質的な学習の方法と「考える楽しみ」を味わえるものにしたいと思っています。

中3 4名

早大本庄 

開智T特 栄東東医

立教新座 慶応義塾

浦和実業

開智

開智 

小6受験 

海城

広尾学園

栄東東大クラス

大宮開成 特待生東大選抜(3年間授業料除)

 

中央大学杉並高

函館ラサール中

巣鴨中

武蔵中補欠(5番以内)

城北埼玉

跡見学園女子

岸中 2年 ALL5  定期テスト学年8位

岸中 3年 定期テスト学年4位 数学1位

慶応志木

立教新座 

中大附属中学 

栄東中難関大クラス

都立国際高校

明大中野八王子高   合格おめでとうございます!

中1 K.N くん 英検準2級 合格おめでとうございます!

中1 K.I くん 英検3級 合格おめでとうございます!

中2 R.H さん 英検準2級 合格おめでとうございます!

中2 M.M さん 英検準2級 合格おめでとうございます!

県立浦和高等学校 

栄東 東・医

 淑徳与野

東京成徳大学高等学校 特進

開智 

大宮開成

中3  I.Kくん 慶應志木、早稲田実業など 合格 おめでとうございます!
中3  K.Tさん 早稲田本庄 合格 おめでとうございます!

その他 近況実績 報告

2016

小5 I.K君 数検5級(中1修了)合格おめでとうございます。小6中1レベルから開始して5カ月!!

小6  K.N君 数検5級(中1修了)合格おめでとうございます。中1レベルから開始して5カ月!!

小6  K.N君 英検3級(中3修了)合格おめでとうございます。中1レベルから開始して8カ月!!

2015

中2  C.Kさん 岸中 27年1学期中間 総合 1位
中1  C.Kさん 2014/9月、駿台テスト 数学 100点 1位中3  M.Kさん 浦和一女 合格 おめでとうございます!

中3  K.Sくん 慶應志木 合格 おめでとうございます!

中3  K.Sくん 早稲田本庄 合格 おめでとうございます!

中1  T.Oくん 英検3級二次 合格 おめでとうございます!中1 I.K君          岸中 3学期初め復習テスト  総合5教科 学年5位 他 小6 T.Nくん 学習院中等科 逗子開成中学校 合格 おめでとうございます。!小6 元在校生(現在大阪在住)T.Tくん 大阪教育大学附属天王寺中学校 合格 おめでとうございます。!

********************

栄光系 10月実施 統一模試 中2 R.K君 数学 全国1位 100点

北辰テスト 9月実施  中3 K.S君 数学 全国1位 100点

数検   9月実施 4級(中1修了) 小6 T.Kさん 数学 満点合格

数検   9月実施 5級(小6修了) 小5 R.Sさん 数学 合格  ベネッセ実力診断テスト 9月実施 偏差値86 高1 R.Oさん 数学 96点   岸中 2学期中間  英語 学年1位 100点 数学5位 中1 I.K君  他

       

もう立冬も過ぎあっという間にクリスマスの雰囲気となってしまいました。

中高生は期末テスト最中か、終わったばかりです。一学期と同様、中間テストと期末テストの間隔の狭さに大慌てで学習していたようです。私の頃はここまで間隔は短くはなかったと記憶していますので比べると大変とは思いますが、考えようによっては範囲が狭くなる、短期決戦で集中すれば後は季節休暇に入るまではとりあえずのんびりもできるというメリットもあります。集中して悔いのない学習をして欲しいと思っています

また受験生は今が一番つらい時期かも知れません。ドラゴン桜というドラマにもなった漫画の中で紹介されていた「成績の上昇グラフ」は直前2ヶ月でグンと伸びる曲線を示しています。逆に言うとそれまでは貯めてインプットされていたものが頭の中で整理再構築され出し方が身につき終わるまでの期間は目に見える結果が出にくいという有名なグラフです。勿論 時間軸を前にずらせて夏期中にそれが終わっていれば9月以降の模試で上昇が確認されとても安心な受験となるのですが、受験生の常として各自夏の段階の実力での安全校を目指すわけでなく、昔から追い上げるパターンの生徒を受け持つ事が多い私にとっても 信じてぶれずに指導していく大切な時期です。

スタートが遅かった、今までに抜けがある、今の実力からみて挑戦校を受ける生徒は、パニックにならずに やるべきことをやる。やり方、ポイント、ルールをインプットしそれを意識して問題を解き、また解いたことによりルールにフィードバックする、その繰り返しです。

とにかく自滅しないこと。パニックになり手がつかないというのは本末転倒です。また過去問に入る時期ですが闇雲に立ち向かうのではなく どう利用していくかしっかり意識する必要があります。

過去問や模擬テストには3つの意義があります。

シュミレーション=解く、測定=丸付け、フォロー=青コメです。

1つ目のシュミレーションはアウトプット、テスト慣れ、を図るものとして捉え いかに本番テストと同じ状態、(テスト用紙の余白、時間の使い方 緊張感) 等を味わうためのものです。という事は時間も測らずだらだらノートにやっているようでは意味が全くありません。きちんと用紙も拡大コピーし保護者の前で時間を計ってテストと同じ状況を出来るだけ再現して受けて下さい。できるものならそのまま更に時間延長ギブアップ版の答案を正答を知らせない状態で作ってみておいてください。

「敵を知り」の部分なので 丸付けさえしなくても意味はあります。問題形式や時間配分を知るという意義に留めれば9,10月に行ってもよいと思います。(当然その時期は全範囲終わっていないので測定にはなりません)

2つ目の測定は自分がどれだけの力がついているか、というものです。そのためには点数そのものよりは 合格最低点や平均点 偏差値を意識していってください。これから模試も少なくなります。過去問を 模試がわりに実力がついているか と役立てるのです。模試の今までの偏差値を見ても分かる通り1ヶ月で20違うことはざらです。一ヶ月で実力がそんなにつくこともないのであくまで良い時は「調子の良い時はこれくらいとりうる」悪い時は「最悪だとこれくらいとりうる」と「実力の幅」が出ていたと考えて下さい。上値下値のボックス幅が 上に推移していたのであれば概ね安心です。志望校によっては模擬テストとの相性で合格判定が参考にならないものが多くあります。その場合は志望校そのものの過去問で合格最低点がとれているかの方が確実な測定となります。

「己を知り」の部分なので 県立高校第一志望であった場合は2学期末テストが終わって大急ぎで受験に出る全範囲を終えたとしても冬期空けくらいでないと この2番目の意義は少ないと思います。この時期にギブアップ答案が 合格最低点の8割に届かない場合はそこを志望校とするのはすすめていません。

3つ目のフォローは間違えた問題を題材にきちんと原因を判明し得るべきものを得て実力を増進させることです。ただここで重大な落とし穴はいわゆる「捨て問」にはまらないことです。

時間くい虫ともいわれる捨て問もある一方、問題によってこれは落としてはいけない、正答率が高い、または配点が高い、出題頻度がたかい、または習得までのコストパフォーマンスが良いなどの判断が必要でフォロー作業は必ず個別指導のもと行うことをおすすめします。

冬期の1月2月がこのすべてになります。

今回はテスト前の生徒の緊張した時期ゆえ つい対象が絞られた記述が多くなりましたが 一方で非受験の小学生も楽しく学習しています。数検英検というテストも意識しつつ、余裕ある時期ならではの丁寧な本質的な学習の方法と「考える楽しみ」を味わえるものにしたいと思っています。

     

もう立冬も過ぎあっという間にクリスマスの雰囲気となってしまいました。

中高生は期末テスト最中か、終わったばかりです。一学期と同様、中間テストと期末テストの間隔の狭さに大慌てで学習していたようです。私の頃はここまで間隔は短くはなかったと記憶していますので比べると大変とは思いますが、考えようによっては範囲が狭くなる、短期決戦で集中すれば後は季節休暇に入るまではとりあえずのんびりもできるというメリットもあります。集中して悔いのない学習をして欲しいと思っています

また受験生は今が一番つらい時期かも知れません。ドラゴン桜というドラマにもなった漫画の中で紹介されていた「成績の上昇グラフ」は直前2ヶ月でグンと伸びる曲線を示しています。逆に言うとそれまでは貯めてインプットされていたものが頭の中で整理再構築され出し方が身につき終わるまでの期間は目に見える結果が出にくいという有名なグラフです。勿論 時間軸を前にずらせて夏期中にそれが終わっていれば9月以降の模試で上昇が確認されとても安心な受験となるのですが、受験生の常として各自夏の段階の実力での安全校を目指すわけでなく、昔から追い上げるパターンの生徒を受け持つ事が多い私にとっても 信じてぶれずに指導していく大切な時期です。

スタートが遅かった、今までに抜けがある、今の実力からみて挑戦校を受ける生徒は、パニックにならずに やるべきことをやる。やり方、ポイント、ルールをインプットしそれを意識して問題を解き、また解いたことによりルールにフィードバックする、その繰り返しです。

とにかく自滅しないこと。パニックになり手がつかないというのは本末転倒です。また過去問に入る時期ですが闇雲に立ち向かうのではなく どう利用していくかしっかり意識する必要があります。

過去問や模擬テストには3つの意義があります。

シュミレーション=解く、測定=丸付け、フォロー=青コメです。

1つ目のシュミレーションはアウトプット、テスト慣れ、を図るものとして捉え いかに本番テストと同じ状態、(テスト用紙の余白、時間の使い方 緊張感) 等を味わうためのものです。という事は時間も測らずだらだらノートにやっているようでは意味が全くありません。きちんと用紙も拡大コピーし保護者の前で時間を計ってテストと同じ状況を出来るだけ再現して受けて下さい。できるものならそのまま更に時間延長ギブアップ版の答案を正答を知らせない状態で作ってみておいてください。

「敵を知り」の部分なので 丸付けさえしなくても意味はあります。問題形式や時間配分を知るという意義に留めれば9,10月に行ってもよいと思います。(当然その時期は全範囲終わっていないので測定にはなりません)

2つ目の測定は自分がどれだけの力がついているか、というものです。そのためには点数そのものよりは 合格最低点や平均点 偏差値を意識していってください。これから模試も少なくなります。過去問を 模試がわりに実力がついているか と役立てるのです。模試の今までの偏差値を見ても分かる通り1ヶ月で20違うことはざらです。一ヶ月で実力がそんなにつくこともないのであくまで良い時は「調子の良い時はこれくらいとりうる」悪い時は「最悪だとこれくらいとりうる」と「実力の幅」が出ていたと考えて下さい。上値下値のボックス幅が 上に推移していたのであれば概ね安心です。志望校によっては模擬テストとの相性で合格判定が参考にならないものが多くあります。その場合は志望校そのものの過去問で合格最低点がとれているかの方が確実な測定となります。

「己を知り」の部分なので 県立高校第一志望であった場合は2学期末テストが終わって大急ぎで受験に出る全範囲を終えたとしても冬期空けくらいでないと この2番目の意義は少ないと思います。この時期にギブアップ答案が 合格最低点の8割に届かない場合はそこを志望校とするのはすすめていません。

3つ目のフォローは間違えた問題を題材にきちんと原因を判明し得るべきものを得て実力を増進させることです。ただここで重大な落とし穴はいわゆる「捨て問」にはまらないことです。

時間くい虫ともいわれる捨て問もある一方、問題によってこれは落としてはいけない、正答率が高い、または配点が高い、出題頻度がたかい、または習得までのコストパフォーマンスが良いなどの判断が必要でフォロー作業は必ず個別指導のもと行うことをおすすめします。

冬期の1月2月がこのすべてになります。

今回はテスト前の生徒の緊張した時期ゆえ つい対象が絞られた記述が多くなりましたが 一方で非受験の小学生も楽しく学習しています。数検英検というテストも意識しつつ、余裕ある時期ならではの丁寧な本質的な学習の方法と「考える楽しみ」を味わえるものにしたいと思っています。

夏期、「充実していた!」と各自が胸をはれる夏休みとなったでしょうか。受験生は「やれるだけやった!」といえるか。非受験の生徒は やるべき事とやりたい事を存分に味わえたといえるか。ともあれ普段と違うリズムの5週間の後、2学期のペースをつくるのも一苦労と思います。 

時間に追われている、受け身の状態になってしまうと中々「自分のペース」に戻せないものです。私も9月のお便りは毎年同じ内容になっている気がします。以下引用か多くなり失礼いたします。 

  

時間に追われている、というのは大人だけの問題でなく実は生徒たちの間にも多い問題のようです。 

「埼玉県の学生の睡眠時間は一番短い」という興味深いデータを耳にしました。総務省統計局社会生活基本調査は、首都圏の学校への、更には習い事への通学通塾時間が原因として推測されます。  

100ます計算で有名な陰山英男先生も述べておられる『睡眠時間が多い生徒は成績が良い』というのは私の体験からも概ね真実と実感できることです。(朝食をしっかり食べている生徒も同様だ、と先生は力説しておられます)。とするとこの調査結果はなかなか示唆的とは思います。 

勿論、『それは因果関係ではなく相関関係、集合が重なりがあるというだけに過ぎず、朝食をしっかりとったり睡眠を増やせば成績が上がるわけではないだろう、どちらが原因でどちらが結果かは曖昧である(成績がよく管理ができる生徒だからしっかり睡眠を確保出来ているのだろう)』という考え方もできます。 

 しかし朝食をしっかりとれない、睡眠がとれていないというのは「充実した忙しさ」ではなく「ペースを乱している状態」に入っている事を示しています。学習時間は多くバタバタとしていても集中した時間と成果は、というと怪しいもので更なる仕事をうんでしまっている。 

 特に 受験生は その悪循環に入っている生徒が多いものです。そんな時ユークンスクールの立場として成果をあげてきたマネジメントは「何をしないか、何をカットするか」を指示、アドバイスする事です。 

カットしてあげる、緩急をつけてあげる、というのが個別指導で提供できる一番メリットではないかと思うほどです。 

「これをやっておいた方が良い」という参考書問題集、先生方の指示、アドバイスは山程あります。しかし各人違う限られた時間と現時点での能力を考えた時 殆ど役立つアドバイスではない事が多いものです。 

「これを優先順位が低いので今はカットする」を各自に応じた明確な指示を出すことで「あれは最優先で死守して今はやり遂げる」というメッセージにもなります。断捨離、などと言う言葉も流行っていましたが 睡眠も少なくなるような場合予定の組み方がおかしいのです。しっかり明確な指示をこなして充実感を持つほうが更なる指示もでき成果も上がります。 

ただ以上の話は 頑張っているようだが空回りしているのかなという生徒向けの話です。逆に私達からもそんな少しの学習時間で大丈夫?という認識の生徒や保護者の方もいます。 

 私立か公立か 部活に相当の時間を割くか 中学受験勉強をするかしないか、によって学習時間は二極化しているようです。ご家庭の方針もあるので一概にはいえませんが 善し悪しではなく学習時間の絶対量が少なければ 後々「学力」で比べたいならば勝負になりません。 

私立は土曜日も授業があり、中3の時 もう高校1,2年の内容まで進んでいます。部活も週3日ほどで抑制的です。また中学高校受験生は平日4時間、土日あわせ10時間は平均的にやっています。それは歪だ、行き過ぎだという考えもありますが本分は学生、上記目的達成のためならその時間必要と考えます。大多数がその時間はやっている現状を鑑みると やり方や能率性では埋められない 学力の差が生まれてきます。 

参考として中学受験をしないがする層に負けない状態を作りたい公立小学校生、および公立高校を受ける公立中学校生が 半年で自分の偏差値帯を5上げたい場合に必要な時間を文末に記載しておきます。 

  

 ともあれ 現状を振り返り 足りない所は補い、無理のある所はリストラクチャリングして「時間に追われる」のでない自分の充実したペースを作るようご家庭と協力して指導していきたいと思います。 

   

【参考】平日平均時間と土日の合計時間。モデラートな目安として 小4 1.5h,4h/小5 2h,5h/小6 2.5h,6h /中1 1.5h,6h /中2 2h,8h/ 中3(部活終了後) 4h,10h ※時間は学校の宿題を行う時間や塾の授業時間を含めて※小学生でも受験であれは上記の1.6倍 

     

毎年の事ですが 中高生は新学年、新学期に慣れたかの頃には ゴールデンウィークに入ってしまい そのGW明けにはもう定期テスト前となり、テスト範囲も思いの他多く、テストと同時に提出するものも多い! と 悲鳴が上がっていた生徒たちと先月末まで奮闘していました。

私たち講師からしたら 試験範囲が直前まで滑り込みのように増えるのも、ただ渡されただけに見えるサブ問題集が テストと同時に『すべて解いて提出』のような指示をされることは 毎年のことなので 多分そういうことになるよ、と伝えていますが、 いや試験範囲になるかどうかわからないし、普段宿題にも出ていないし、と 何よりまた部活が忙しいからテスト前の部活停止期間までは手つけられないし、と訴えられます。

それに対し そうか大変だね ではいいよ出来るだけで。と接してあげれば 理解ある大人として好まれもするのでしょうが そうはいきません。 そうか大変だね ではどうしたら出来るだろうか?と巻き込んで考えさせるところからスタートです。

部活にも学習にも目標を作って努力するという事はとても大切なことだと思います。ただし部活を理由に学習をいたずらに手を抜く、という事だけは許したくないと思っています。

そのためにも部活をきちんとしたとしてその残りの時間とエネルギーで出来る最低限の学習に対する目標はしっかり作らせ達成して欲しいと考え指導しています。

本音を言えば部活に注ぐ力の残った余力でしか学習しない という事も疑問に思うときがあります。 私立進学校や国立名門などは週に三回くらいといった部活の活動量にしています。開成や浦高など文武両道をうたっているところでもそれは必要な学習は石にかじりついてでもやる、という強力な克己心と自負に支えられています。

部活も大事なのはもちろんですが部活のコーチが吸引力をもってであるように学習のコーチである私たちがあまり部活その他に遠慮して基準を設定していいものかと思います。

部活についてはご家庭の価値観の違いとは思いますが 部活の残りの余力で学習している、そういう状態になっているな、というご家庭は 意識的にその選択でいいのか その是非をお子さんとご家庭内で話し合ってほしいと思います。

次回もやっぱりというか同様にあっという間に期末テストです。 今回よかった生徒は慢心せず また悪かった生徒はすぐに来る挽回のチャンスを掴んで 7月初めからの長いテストのブランク期間を楽しく過ごしてほしいと思います。